教養・雑学
台風の名前、どうやって決まる?
ニュースで見る「ハギビス」などの台風の名前。日本では番号で呼ぶのに、どこで名前がついているのか、意外と知られていません。
北西太平洋の台風につけられる「アジア名」の決め方として、正しいのはどれでしょうか。
A.
解説
正解は「あらかじめ用意した140個のリストを、発生順に上から使う」。
台風のアジア名は、あらかじめ用意された百四十個のリストを、発生した順に上から使っていく仕組みです。被害の大きさや人気で選ぶわけではありません。
このリストは、北西太平洋で台風の影響を受ける十四の国と地域が、十個ずつ名前を出し合ってつくったものです。日本・中国・韓国・フィリピン・ベトナム・タイなど、この海域で被害を受けやすい国々が名を連ねます。二〇〇〇年から始まった仕組みで、名前には動物や花、星座、伝説など、その土地にちなんだ言葉が選ばれています。日本はコイヌ・カジキ・コグマなど星座の名前を提供しています。台風が発生するたびにリストの上から順に名前がつき、百四十個を使い切ると、また先頭に戻ってくり返します。日本のニュースで「台風◯号」と番号で呼ぶのは気象庁の付け方で、アジア名とは別立て。だから同じ台風に、番号と名前の二つの呼び名がつくことになります。
大きな被害を出した名前は、そのつど引退し、別の名前に差し替えられます。二〇一九年に日本各地へ大きな被害をもたらした「ハギビス」も、こうして引退したひとつです。引退した名前の後がまは、提供した国が新しく考えて補います。次にニュースで台風の名前を見かけたら、どの国が出した、何の言葉かを調べてみると、遠くの海とのつながりが見えてきます。
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