「実家に帰った瞬間ぐったり」現象、いちばん近い説明は? 心理学

「実家に帰った瞬間ぐったり」現象、いちばん近い説明は?

帰省で実家に到着した途端に疲労を感じる人は少なくありません。これは心理学で説明される現象でもあります。

Q

張りつめていた緊張がゆるんだ瞬間に疲労感が出るこの現象を、もっとも近く言い表した言葉はどれでしょうか。

A.

解説

正解は「緊張からのリラックスによる『反動疲労』」。

実家に着いた途端の疲れは、張りつめていた緊張がゆるんだ反動として説明されることがあります。

気を張っているあいだは、体を活動モードにする交感神経が優位になり、疲れを感じにくくなるとされます。移動や気づかいを終え、安心できる場所に着いて、体を休ませる副交感神経へ切り替わると、それまで抑えられていた疲れが表に出てくる——そんな見立てです。旅先から帰った翌日にどっと疲れが出るのや、大きな仕事を終えたあとに気がぬけて寝込むのと、似た仕組みで語られます。長距離の運転や、人の多い場所での気づかいが続いたあとほど、その反動は大きく出やすいとされます。実家は「気をゆるめてよい場所」だからこそ、着いた瞬間にスイッチが切り替わりやすい、というわけです。医学的にきっちり定義された病名ではなく、日常の感覚を説明する言い方として使われています。

これは家族が嫌いなのではなく、その場所で気がゆるんだ自然な反応です。到着した日は予定を詰め込まず、まず三十分ほど何もしない時間をとってから動き出すくらいで、ちょうどよいものです。眠気やだるさが強い日は、それだけ気を張っていた裏返しでもあります。「帰った初日はぐったりするもの」と最初から見込んでおけば、自分にも家族にもがっかりせずにすみます。帰省は、着いた日をゆるめに組んでおくのがコツです。

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