LINEの既読がつかないと不安になるのは、なぜ? 心理学

LINEの既読がつかないと不安になるのは、なぜ?

既読・未読は現代特有のコミュニケーションテーマ。気になる感覚には心理学的な背景があります。

Q

既読が遅いだけで不安が増す心理として、もっとも近い説明はどれでしょうか。

A.

解説

正解は「リアクションが不確実な状況での『あいまいさへの不安』」。

既読がなかなかつかない、あるいは既読なのに返信がない──そんな数分で不安が増すのは、「相手の反応がはっきりしない状況」そのものへの不安、いわゆる「あいまいさへの耐性の低さ」と関連づけて説明されます。

心理学では、先がはっきり見えない不確実な状況を不快に感じやすい傾向(あいまい耐性が低い、不確実性に弱い状態)が、不安の高まりと結びつくと考えられています。人は、相手の意図が読めない「空白」を、つい最悪の想像で埋めてしまいがちです。

SNSやメッセージアプリの「既読」は、相手が読んだかどうかが目に見える形で示されるぶん、返信がないという空白がいっそう際立ち、想像がふくらみやすくなります。「嫌われたかもしれない」と感じても、それは相手が不快に思っている確実な証拠ではありませんし、脳が省エネのために強制終了しているわけでもありません。

落ち着かないときは、「既読=すぐ返せる状況とはかぎらない」と前提を置き直すと、空白の受け止め方が変わります。連絡のテンポや返信の期待値を、あらかじめ相手とゆるく共有しておくのも有効です。

想像で埋める前に事実をひとつ確かめる──そんな小さな習慣が、不安との距離をとる助けになります。気持ちが強くつらい状態が続くときは、一人で抱え込まず、身近な人に話すことも大切です。

不安そのものを消そうとするより、不確実さと折り合いをつける練習だと捉えると、気持ちがやわらぐこともあります。

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