「了解しました」は上司に使ってOK? 仕事・マナー

「了解しました」は上司に使ってOK?

ビジネスメールでつい打ってしまう「了解しました」。同じ意味の言い方が複数あり、相手によって選び方に迷いやすい言葉です。

Q

上司や取引先への返事として、より無難なのはどちらでしょうか。

A.

解説

正解は「承知しました」。

日本語として明確な誤りとは言いきれませんが、上司や取引先など目上の相手には「承知しました」「かしこまりました」を選ぶのがより無難とされています。

そもそも「了解」という言葉自体に、上下関係を示す意味は本来含まれていないと言われます。軍隊や無線の応答で使われてきた経緯があり、現在もビジネスの現場で広く使われている表現です。

それにもかかわらず「目上には失礼」という見方が広まったのは、2000年代後半以降に数多く出版されたビジネスマナー本やメール作法の解説書を通じて、「了解は同等以下に使う」「目上には承知を使う」という説明が繰り返し紹介されたためだとされています。「了解しました」を日本語として明確な誤りと定めた公的な根拠は確認しにくく、あくまで近年広まった慣習・マナー観の問題と整理するのが実態に近いと言えそうです。

とはいえ、相手がマナー本の見方を強く意識している場合、「了解しました」を軽く受け取られたと感じる人がいるのも事実です。受け取り方には個人差や会社・業界による差も大きいため、迷ったときは無理に判断せず、より丁寧とされる言い方に寄せておくと安心です。

具体的には、社外や役職が上の相手には「承知しました」「承知いたしました」、より改まった場面では「かしこまりました」を使うと無難です。社内のチャットなど距離の近いやりとりでは「了解です」でも問題ないことが多いので、相手と場面に合わせて使い分けると、余計な誤解を生みにくくなります。

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