お通夜での「ご愁傷様です」への正しい返し方は? 仕事・マナー

お通夜での「ご愁傷様です」への正しい返し方は?

急なお通夜で、参列者から「ご愁傷様です」と声をかけられたとき。とっさにどう返すかで戸惑った経験はありませんか。

Q

お通夜の受付や会場で、参列者から「ご愁傷様です」と声をかけられた遺族側の返答として、一般的に無難とされているのは次のうちどれでしょうか。

A.

解説

正解は「恐れ入ります」。

弔事の場では、長く話し込まず短く静かに返すのが基本とされています。「ご愁傷様です」への遺族側の返答としては、「恐れ入ります」「恐縮です」がもっとも定型的で無難とされます。

場面によっては「ありがとうございます」と返すこともありますが、お悔やみの言葉に対しては、感謝よりも「恐れ入ります」のほうがその場になじみやすいと言われます。

「ご愁傷様」はもともと、相手の不幸や心情を気の毒に思う気持ちを表す言葉とされ、「愁」は憂いや悲しみ、「傷」は心の痛みを表すと説明されます。これに対して「恐れ入ります」は、わざわざ足を運び、声をかけてくれたことへの恐縮の気持ちをにじませる返しで、葬儀社のマナーガイドや冠婚葬祭の手引き書でも返答の定型として紹介されることが多いようです。

一方、「おめでとうございます」は慶事の言葉で弔事には不適切、「また今度ゆっくり話しましょう」は別れの場には軽すぎ、「お気になさらず」も相手の気遣いを退ける響きになりかねません。ただし弔事のマナーは地域や宗派による違いが大きいとされ、唯一絶対の「正解」をひとつに絞るのは難しい面があります。

そのため、ここでの「恐れ入ります」も、あくまで広く通じやすい無難な返しと受け止めるのが現実的です。

実際の受付や会場では、長い言葉を探すより、声のトーンを落とし、深く頭を下げるだけでも気持ちは伝わるとされます。「恐れ入ります。本日はありがとうございます」とひとこと添える程度で控えめにまとめると、その場の空気を損ねにくいでしょう。

言葉に詰まったときは無理に返事をせず、会釈で応えるだけでも丁寧な振る舞いとされています。形式どおりの言葉が出てこなくても、会釈だけで気持ちは伝わります。

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