結婚式のご祝儀袋、水引は「結び切り」と「蝶結び」どっち? 仕事・マナー

結婚式のご祝儀袋、水引は「結び切り」と「蝶結び」どっち?

結婚式のご祝儀袋を選ぶとき、水引の結び方まで気にしたことはありますか。よく似た形でも、お祝いの種類によってふさわしい結び方が変わる、迷いやすいところです。

Q

結婚式のご祝儀袋にかける水引として、より適切とされるのはどちらでしょうか。

A.

解説

正解は「結び切り(一度結ぶとほどけない結び)」。

結婚式のご祝儀袋には「結び切り」を選ぶのが一般的なマナーとされています。固く結んでほどけないその形が、「結婚は一度きりであってほしい」という願いを表すとされているからです。

水引の歴史は飛鳥時代にまでさかのぼるとされています。607年に隋へ渡った遣隋使・小野妹子が帰朝した際(608年)、献上品に紅白に染め分けた麻紐を結んで持ち帰ったのが起源という説が知られています。その後、和紙をこよりにして水のりを引いて固めた現在の形へと発展し、江戸時代には庶民の贈答文化として広く定着しました。結び方の意味が生まれたのもこの文化的な積み重ねの中でのことです。一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会のウェブサイトでも、結婚式のご祝儀には結び切りを用いることが明記されています。本数については金銀または紅白の10本が婚礼の場では一般的とされており、5本を重ねて10本に見立てる場合もあります。

一方、「蝶結び(花結び)」はひもを引けば簡単にほどいて結び直せることから、出産や進学など「何度繰り返してもうれしいお祝い」に向くとされます。一般的な慶事では5本、格式を重んじる場面では7本が使われることが多いようです。

なお、結び切りに似た「あわじ結び(あわび結び)」も結婚式に使えるとされています。結び切りの両端を輪にして鮑の形に見立てたもので、一度結ぶとほどきにくく、かつ両端を引くとさらに強く締まる構造から「末永く縁が続く」とも解釈されます。見た目も華やかなため、婚礼の贈り物で見かけることが少なくありません。

購入の際は、水引の種類だけでなく包む金額とのバランスも確認しておくと無難です。目安として、3万円以上の包みには格式のある金銀10本の結び切りや豪華なあわじ結びが使われることが多く、袋と金額が見合っていないと目立つ場合があります。「結び切りかあわじ結びか」さえ確認しておけば、結婚式のご祝儀袋の水引選びで大きく外すことは少ないでしょう。

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