教養・雑学
七五三はなぜ3・5・7歳?──数え年と現代の数え方
七五三の写真を見たり、神社の案内を見たりして、「どうして3歳、5歳、7歳なのだろう」と思ったことはありませんか。子どもの年齢を数えようとして、数え年と満年齢で迷うこともあります。
数字の背景と年齢の数え方は、別々に考えると整理しやすくなります。11月の予定を立てる前に、行事の由来から見ていきましょう。
この記事でわかること
01三つの年齢には、成長の節目がある
七五三は、3歳の「髪置(かみおき)」、5歳の「袴着(はかまぎ)」、7歳の「帯解(おびとき)」といった風習に由来すると伝えられています。神社本庁も、この三つの儀式を紹介しています。
ただし、時代や地域によって、祝う年齢や対象は一様ではありません。数字をめぐっては、奇数をめでたい数とする考え方からの説明もあります。一つの理由だけで全国の習わしが決まった、と言い切らないことが大切です。
02髪・袴・帯に、育つ姿を重ねる
髪置は髪を伸ばし始めること、袴着は初めて袴を着けること、帯解は幼い子どもの着物の付け紐から帯へ移ることに結びつく儀式です。今よりも衣服や髪形が、成長の段階をはっきり表していました。
現在の晴れ着も、単にきれいな服を着るだけではなく、ここまで育ったことを祝う形の一つです。写真に残すなら、「何を着たか」と一緒に、その年にできるようになったことを書き添えてみてもよさそうです。
03数え年は、生まれた年を1歳とする
数え年は、生まれた時点を1歳とし、正月を迎えるごとに1歳加える数え方です。満年齢は誕生日ごとに年齢が上がるので、同じ子でも表す数字が違います。
たとえば2024年生まれの子は、2026年中は数え年で3歳です。満年齢では、2026年の誕生日前は1歳、誕生日後は2歳。「満年齢に必ず1を足す」とだけ覚えると、誕生日前にずれてしまうので気をつけましょう。
04今は満年齢で祝う選び方もある
明治神宮の案内では、本来は数え年で祝い、近年は満年齢で祝う割合が高くなったと説明されています。伝統的な数え方を知ったうえで、子どもの体調やきょうだいの予定に合わせて考えてよいでしょう。
参拝先や地域、家族に大切にしている慣習がある場合は、先に相談しておくと安心です。日程だけを決めてから年齢の解釈が食い違うより、「今回は満年齢で」と言葉にしてそろえておくと、準備も進めやすくなります。
0511月15日だけに、予定を詰め込まない
七五三は11月15日の行事として知られていますが、前後の日に参拝する家族もいます。2026年の11月15日は日曜日。予約や受付の方法は、神社や写真館ごとの案内を確認してください。
撮影と参拝を別の日にする、移動を短くするなど、子どもが無理なく過ごせる計画も大切です。数字を正しくそろえることだけでなく、育ってきた時間に目を向ける。由来を知ると、祝い方の相談も少し柔らかくなりそうです。
年齢・対象・日程の慣習には地域差があります。由来には諸説があり、参拝先の案内とご家族の意向も確認して計画してください。
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