心理学
秋に人恋しくなる心理、近い説明は?
秋が深まると、なんとなく寂しい、誰かに会いたい。そんな「秋の人恋しさ」には、いくつかの説明が考えられています。
秋になると人恋しくなる理由として、もっとも近い説明はどれでしょうか。
解説
正解は「日照時間が短くなるなど、季節の変化が気分に影響しやすいため」。
秋の人恋しさの説明としてよく挙げられるのが、日照時間の変化です。光の量と気分の関係は古くから研究されていて、日が短くなる季節に気分が沈みやすくなる人がいることが知られています。秋分を過ぎると昼はどんどん短くなり、夕方5時には薄暗い、という日がやってきます。日光を浴びる時間は、心の安定や体内時計のリズムに関わると考えられています。日が沈んだあとの時間が長くなるぶん、1日の終わりを意識しやすくなるという面もありそうです。感じ方には、個人差があります。
もうひとつは、夏との落差です。祭りや旅行、帰省と、人と会う機会の多い夏が終わり、9月のカレンダーが急に静かになる。そのコントラストが、静けさを寂しさとして感じさせることがあります。同じ静けさでも、にぎやかな季節の直後は、より濃く感じられるというわけです。
心理学には、寂しさを「人とのつながりを求めるサイン」とみる考え方もあります。久しぶりの相手に短い連絡をひとつ送る、会う予定をひとつ入れる。こうして小さくつながりを足すことが、素直な応え方になります。季節の話題は、久しぶりの連絡のちょうどいい口実にもなります。秋の夜長の読書や温かい飲み物など、静けさをひとりで味わう方向に転がすのも、悪くない過ごし方です。落ち込みが長く続く場合は、ひとりで抱えず、相談窓口や医療機関も頼ってください。
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