年賀状じまいの伝え方──角が立たない一文の書き方 仕事・マナー
読了目安:約4分

年賀状じまいの伝え方──角が立たない一文の書き方


年末が近づくと、年賀状の宛名リストを見て手が止まる。「今年からやめようかな。でも、どう伝えれば失礼にならないだろう」。そんな迷いがあるなら、10月のうちに一文を考えておくと気が楽です。

年賀状じまいに、誰にでも通用する唯一の正解はありません。ここでは、相手の習慣を否定せず、自分の方針を具体的に知らせるための書き方を紹介します。

01終えるのは、どのやりとりかを決める

はがきでの年始の挨拶を終えるのか、会社として郵送をやめるのか。まずは自分の中で範囲を決めます。「年賀状をやめる」と「付き合いを終える」は同じではありません。

親しい友人にはメッセージで挨拶を続けたい、取引先には日常の連絡の中でお礼を伝えたいなど、今後の形まで考えておくと文章が定まります。新しい連絡方法は、実際に使えるものだけを添えましょう。

02一文は「お礼・時期・これから」で

文面を組み立てるなら、これまでのやりとりへのお礼、いつから控えるか、これからの関係への言葉の三つが軸になります。長い事情説明がなくても、この三つがあれば意図を伝えやすくなります。

たとえば、年内に知らせるなら「長年の温かい年始のご挨拶に感謝申し上げます。勝手ながら2027年の年始より、はがきでのご挨拶を控えさせていただきます。今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます」。これは本記事の作例です。

03「本年限り」は、送る時期に注意

10月に書く文と、翌年1月の最後の年賀状に添える文では、「来年」「本年」が指す時期が変わります。迷いを避けたいときは、年を明記すると確実です。

2027年の年賀状を最後の一通にするなら、「この年賀状をもちまして、はがきでの年始のご挨拶を控えさせていただきます」などと書けます。2027年から送らない場合とは意味が違うので、投函前に時期だけはもう一度確認しましょう。

04理由を、相手への評価にしない

「もう時代遅れなので」「無駄をなくすために」と書くと、年賀状を大切にしている相手には、その習慣を否定されたように響くかもしれません。「私どもの生活を見直し」など、自分側の事情として簡潔に伝えるのが一案です。

親しい相手なら「これからは時々メッセージで近況をお知らせできたらうれしいです」と柔らかくしてもよいでしょう。相手にも送らないよう求める場合は、一方的な命令にならないよう、別のお願いとして丁寧に添えます。

05文面を決めたら、伝える相手を確認

家族の連名なら、誰の方針なのかを家族でそろえてから。仕事の年賀状なら、会社の方針や担当者の判断も確認します。個人の都合で、組織の挨拶まで終えると受け取られないようにするためです。

突然やりとりが途絶えたと感じそうな相手には、普段の連絡で先に一言伝える方法もあります。やめる理由を立派に見せるより、これまで届いた言葉へのお礼を、自分の言葉で一つ足す。その一文が、次の付き合い方への橋渡しになります。

文例は編集部作成の提案であり、公式に定められた作法ではありません。相手との関係や社内の慣例に合わせて調整してください。参考資料は年賀・年賀欠礼の一般的な文面の確認に用いています。

性格診断

幻想生物で知る16タイプ

あなたの性格タイプを、神話や伝説の生き物たちが教えてくれます。

診断してみる
TOP